人工芝は冬に雪が積もっても大丈夫?

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「人工芝は冬に雪が積もっても大丈夫?」 そんな疑問を持っている方は多いでしょう。 季節を問わず一年中きれいな緑を楽しめる点が大きな魅力です。 芝刈りや水やりといった手入れも不要で庭やベランダを手軽に美しく保てることから法人から一般家庭まで広く採用されています。 しかし、冬になると気になるのが「雪の重みや凍結で人工芝は傷まないのか?」という点です。

人工芝は冬に雪が積もっても大丈夫?

結論を言っておくと人工芝は冬に雪が積もっても大丈夫です。 人工芝は、耐寒性・耐水性に優れたポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などのプラスチック素材でつくられています。 そのため、積雪があっても芝が凍って割れたり、変色したりする心配は少なく、雪が解ければ通常通りきれいな緑の状態に戻ります。
人工芝はナイロン製だと弱い? 一部の人工芝は、合成繊維の一つであるナイロンが用いられています。 他のサイトでは「ナイロン製は劣化しやすい」と書かれていることもありますが、実際にはナイロンは強度・耐久性に優れた素材です。 ナイロン製の人工芝は、ゴルフ練習場などでクラブが強く擦れる場面やペットが走り回るドッグランなど摩擦が多い環境にも耐えられる丈夫さがあります。 また、紫外線にも比較的強いため、直射日光やビルの照り返しが強い場所でも安心です。

芝糸が寝てしまう可能性あり

一つ懸念点があるとすれば、大量の雪が長期間残ると芝糸が押しつぶされて倒れたままになる可能性です。 とはいえ、多くの場合は雪解けにより芝糸は徐々に起き上がり、自然ともとの状態に戻ります。 もし、春先になっても芝糸が寝たままの場合は、芝目に逆らうように軽くブラッシングするのが効果的です。
天然芝は雪枯れする可能性あり 天然芝は、人工芝と違って雪枯れする可能性があります。 これは、天然芝が生きた植物であり、雪に長期間覆われると光合成ができず、酸素不足や病気の原因となるからです。 特に寒冷地では雪腐病(ゆきぐされびょう)と呼ばれる病気が発生しやすく、芝生が一面枯れてしまうケースも少なくありません。 雪枯れを心配するのであれば、人工芝を推奨します。

人工芝に積もった雪の正しい処理方法

人工芝に積もった雪は、自然に溶けるのを待つのが最も安全で確実な方法です。 人工芝自体は雪に強く、解けた後も元通りきれいな状態に戻るため、特別な作業をしなくても問題ありません。 ただ、雪が道を塞いでいたり、生活に支障をきたす場合には部分的に雪を取り除く必要があるでしょう。 その際の除雪作業には、次のことに注意する必要があります。

プラスチック製やラバー製のスコップを使う

雪かきは、プラスチック製やラバー製のスコップを使いましょう。 金属製のスコップは刃先が硬いため、芝糸や基盤シートに傷をつけるリスクが高く、人工芝の寿命を縮めてしまう原因になります。 また、雪かきは力を入れて一気にかき取るのではなく、表面をなでるように少しずつ雪を移動させていきます。 日差しがあって温かい時間帯であれば、最後に水をかけることで雪が溶け出して流れていきます。

固まった氷は無理に剥がさない

固まった氷は無理に剥がさないことが大切です。 氷が人工芝の芝糸や基盤シートに強く張り付いた状態で力を加えると、芝糸が折れたり、基盤が裂けてしまう恐れがあります。 特に金属製のスコップや鋭利な道具でガリガリ削るのは厳禁です。 どうしても氷を取り除きたい場合は、
  1. ぬるま湯を少しずつかけて氷を溶かす
  2. 氷が薄くなった段階でプラスチック製のスコップやほうきで取り除く
といったことをしましょう。 ※ポリエチレンは70〜90℃程度で変形・溶解の恐れがあることから注意が必要です。

人工芝を寒冷地で敷くときは注意が必要

人工芝を北海道、東北、信越、北陸などの寒冷地で敷く場合は、注意が必要です。 なぜなら、寒冷地では凍上(とうじょう)と呼ばれる現象が起きやすいからです。 凍上とは、地中の水分が凍結して膨張し、地盤を持ち上げてしまう現象のことを言います。 これが起きると人工芝の下地が盛り上がって表面が波打ったり、芝が浮いてしまう原因になります。 そのため、寒冷地では、砕石層を通常より厚くする必要があります。 具体的には、砕石層の厚さは通常50mm程度で十分ですが、寒冷地では100〜150mm以上確保する必要があります。 寒冷地で業者に依頼して人工芝を敷く場合は、寒冷地での施工実績がある業者を選ぶことが重要です。 砕石層の厚みや排水設計も寒冷地に合わせた仕様で施工してもらえるので長期間にわたって綺麗な状態を維持できます。

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