商業施設
横浜ハンマーヘッド|YOKOHAMA HAMMERHEAD
神奈川県横浜市
プロジェクト概要
横浜の海に囲まれた客船ターミナル一体型複合施設「横浜ハンマーヘッド」。その階段下に広がる広場は、客船の乗降時や夏場の花火大会の観覧席として、多くの方々が集い、憩う場所です。
本プロジェクトは、この広場を人工芝によって緑化し、これまでの無機質な空間を鮮やかなグリーンで彩ることで、訪れる人々にとってより快適で美しい景観を提供することを目的としてスタートしました。
施工ギャラリー
施工前
施工後
施工前
施工後
施工前
施工後
施工後
施工後
施工後
課題
空間の印象: 元々の広場は石のタイル張りであり、無機質で少し冷たい印象を与えていました。人が集まり、長時間滞在する場所として、より温かみのある見栄えの良さが求められていました。
厳しい環境基準(海洋汚染への配慮): 海に隣接するみなとみらいエリアは、海洋汚染(特にマイクロプラスチック問題)に対して非常に敏感な地域です。芝の抜け落ちや劣化による海への流出懸念から、これまでこのエリアでは人工芝の導入自体が「NG」とされていました。
ソリューション
マイクロプラスチック化を防ぐ強靭な人工芝: 芝葉が非常に抜けにくい強力な「タフトロック」構造を持つ人工芝を選定しました。これにより、摩擦や劣化による芝の抜け落ちを防ぎ、プラスチックゴミの発生を根本から抑え込みます。
オーガニック素材の温度抑制材「SDチップ」の採用: 人工芝のデメリットである夏場の表面温度上昇を防ぐため、充填材に「SDチップ」を採用しました。このチップは自然由来のオーガニック素材で作られているため、万が一風雨などで海へ流れ出てしまったとしても環境に悪影響を与えません。この「海に流れても安全」という事実が、みなとみらいエリアでの導入を可能にする最大の決め手となりました。
施工のポイント
- 無機質な空間から緑豊かな憩いの場への刷新: 冷たい印象だった石のタイル広場を、青い海と空に美しく映える、鮮やかなグリーンの空間へと生まれ変わらせました。
- 景観向上とサステナビリティの完全な両立: 単に見栄えを良くするだけでなく、強靭な人工芝とオーガニック充填材を組み合わせることで、海への環境負荷を極限まで抑えた施工を実現しました。
- 快適な滞在時間の創出: 人工芝の柔らかな踏み心地と温度抑制効果により、客船の乗降待ちや夏場の花火観覧など、人々が長時間心地よく過ごせる環境を整えました。