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2025.07.14

人工芝の施工業者選びに失敗しない15のポイント

「人工芝を敷きたいけど業者の選び方が分からない」

そんな方は多いのではないでしょうか?

人工芝は、天然芝と比べて芝刈りや水やりといった手間がかからず、年間を通して手軽に美しい緑を楽しめるのが魅力です。

しかし、選ぶ業者や施工方法によっては仕上がりや耐久性に大きな差が出るので注意しなければなりません。

「価格が安かったから」「すぐに施工してくれると言われたから」といった理由だけで決めてしまうと、数ヶ月で表面が凸凹になったり、芝が剥がれたりといったトラブルが起こることもあります。

この記事では、人工芝の業者選びに失敗しないための注意すべきポイントをまとめています。

人工芝の施工業者選びに失敗しない15のポイント

人工芝の施工業者選びに失敗しないための注意すべき15のポイントは、次のとおりです。

1、自社製造と表記のある業者

人工芝の販売・施工業者の中には「自社製造」や「自社工場」などと表記しているケースがありますが、その真偽には注意が必要です。

なぜなら、日本国内で人工芝を製造できる専用工場を持つ企業は、わずか4社(アイリスオーヤマ株式会社、王子製紙株式会社、泉州敷物株式会社、大嘉産業株式会社)に限られてるからです。

これは、人工芝市場の国内需要がそれほど大きくないことが主な理由。

大量生産によるコスト削減が難しく、小ロットでは採算が合いにくい構造となっています。

結果として、価格に対して十分な品質を確保するのが難しく、品質面でも海外製品に劣るケースが少なくありません。

そのため、大手ホームセンターや数多くのスポーツ施設を手掛ける企業でさえ、海外の工場から買い付けています。

2、メンテナンスサービスがない業者

人工芝を施工した後にメンテナンスサービスがない業者には注意が必要です。

人工芝の施工は一見シンプルに見えて実はトラブルが多く、「クレーム産業」と呼ばれるほど施工不良が起こりやすい分野となっています。

基本的に一度施工すれば数年単位で使うことができ、リフォームや定期交換のような「リピート性」がありません。

そのため、一部の業者は契約を取ることだけを目的に価格を下げて、品質の低い施工で済ませてしまうケースもあります。

実際、メンテナンスサービスを依頼するかどうかは別として、業者が「自分の仕事に責任を持っているか」の判断材料になります。

業者選びの際は、価格やスピードだけでなく、施工後のフォロー体制にも注目しましょう。

3、すぐに施工に来てくれる業者

「すぐに施工できます」という業者には注意が必要です。

人工芝の施工業者を選ぶ際に「すぐに対応できます」「来週には施工可能です」と言われると、一見スピーディーで魅力的に感じるかもしれません。

しかし、腕の良い職人や信頼されている施工業者は常に一定の依頼があり、直近1〜2か月はスケジュールが埋まっていることが一般的です。

そのため、「すぐに施工できます」という対応ができる業者は、実はあまり依頼がなくて手が空いているだけの可能性があります。

4、在庫数が少ない業者

人工芝の在庫数が少ない業者には注意が必要です。

在庫数の有無は「価格の適正さ」「施工頻度」「業者の専門性」を見極める上でとても有効と言えます。

在庫がほとんどない業者は、以下のどちらかの可能性があります。

問屋や商社から都度仕入れている 問屋や商社から都度仕入れているので中間マージンが高く、同じ製品でも割高になりやすい。
人工芝を専門的に扱っていない 受注が入ってから仕入れるスタイルのため、施工頻度が少なく、ノウハウや経験が乏しいケースがある。

例えば、1件の施工で30〜50㎡程度の人工芝を使用すると仮定します。

月4〜6件のペースで施工を行う業者であれば、最低でも2〜3か月分の在庫として240〜900㎡程度を常備しているのが自然です。

つまり、数百㎡単位の在庫を保有していれば、それだけコンスタントに施工している専門業者である可能性が高いと言えます。

5、割付図を事前に渡さない業者

人工芝の割付図(わりつけず)を事前に渡さない業者には、注意しなければなりません。

割付図とは、施工する敷地に対してどのように人工芝を配置するかを示す設計図です。

一般的な見積書には「◯㎡分」「◯◯一式」としか記載されていないことが多いですが、割付図では継ぎ目の位置、どの部分に何枚使うかなどが明確に記載されています。

これは、仕上がりの美観や耐久性、施工精度に大きく関わる重要な資料です。

もし、割付図がない場合は、

  • 芝糸の向きが不揃いなど仕上がりがイメージと異なる
  • コストカット目的で他現場で余った破材(切れ端)が使われる

といったことにつながります。

6、施工断面図を渡さない業者

人工芝の施工断面図を渡さない業者は注意が必要です。

施工断面図とは、人工芝の下にある下地の構造(整地・砕石の厚み・転圧状況など)を図解したもので建物でいうところの「基礎図面」にあたります。

人工芝の品質がどれほど優れていても、その下の土木工事(基礎)がずさんだと見た目も使い心地も大きく損なわれます。

一般的には、見積書には「整地代」「造成工事費」「転圧工事費」「土木工事費」など詳細が不明な項目でしか記載されていません。

しかし、整地についても砕石の厚みで材料費が異なります。

例えば、

  • 10mm厚の基礎:1㎡あたり約1,000円
  • 50mm厚の基礎:1㎡あたり約1,500円

といった場合、金額だけを見て安い方を選びがちですが、実際は後者の方が耐久性が高く、結果的にコストパフォーマンスが良いことも多いのです。

また、寒い地域では、地中の水分が凍って膨張することで地面が持ち上がる「凍上」現象が起こります。

これを防ぐには、砕石の路盤(基礎層)を凍結深度より深く施工する必要がありますが、それを知らずに浅い基礎で済ませてしまう業者もいます。

初心者の施主にとって基礎の良し悪しを見抜くのは難しいものです。

だからこそ、手抜き工事の抑止力やトラブル時の根拠資料としても使える施工断面図を提出できる業者を選ぶことが大切になります。

7、芝の向きを確認しない業者

芝の向きを確認しない業者には注意が必要です。

一般的に人工芝は「2 × 15m」程度の大きさで製造され、持ち運びや施工のしやすさを考慮してロール状で出荷されます。

そのため、庭や広いスペースに人工芝を敷く場合は、複数のロールを並べて接続(ジョイント)していく施工が基本となります。

このときに重要となるのが、すべてのロールで芝の向きをそろえることです。

もし芝の向きがバラバラになっていると、太陽光や照明が当たったときに光の反射具合が異なり、見た目が不自然になってしまいます。

芝目の確認は、施工品質に直結する大切な工程。

この基本を省略するような業者は、施工のしやすさを優先していたり、知識・経験が不足している可能性があるため注意が必要です。

8、防草シートを施工する業者

人工芝の施工に防草シートはおすすめしません。

防草シートは、雑草の発生を抑える働きがありますが、水を通しにくいデメリットがあります。

そのため、人工芝の下に雨水やペットの排泄物が溜まりやすく、悪臭やカビ、ヌメリの原因になります。

さらに、長時間水が溜まった状態が続くと重みで地面が沈下し、人工芝の表面が凸凹になる恐れもあります。

このような問題を防ぐには、雑草対策と水はけの良さを両立したアンダーパッドがおすすめ。

厚みと弾力があることから人工芝で転倒したときの怪我のリスク軽減にもつながります。

関連記事:人工芝に防草シートはNG!? 人工芝には○○をひけ!

9、充填材の案内がない業者

人工芝の仕上げ工程で使用される”充填材”の案内がない業者は注意が必要です。

充填材とは、施工後に人工芝の上からまいて、芝の間にすき間なく入り込ませる素材を言います。

主なメリットは、

  • 芝が寝たり倒れるのを防ぐ
  • シワのない綺麗な状態をキープする
  • 日光を遮断して雑草が生えないようにする

です。

そして、人工芝の99%以上は充填材を使う想定で製造されています。

つまり、充填材なしでは人工芝本来の機能や耐久性を十分に発揮できないケースがあるのです。

もちろん、最終的に充填材を使うかどうかは施主(依頼者)の判断ですが、その説明をせずに施工を進める業者は専門知識が不十分な可能性があります。

関連記事:99%の業者が知らない?人工芝に必要不可欠な『充填材』とは?

10、継ぎ目の施工方法に注意

人工芝の継ぎ目の施工方法は、仕上がりに大きく影響することから注意が必要です。

この部分の施工が雑だと見た目が不自然になったり、めくれ・浮き・ズレの原因になってしまいます。

人工芝の継ぎ目処理には、大きく分けて次の2つの方法があります。

1、U字ピンで固定する方法

U字ピンは施工コストを抑えられることから、多くの業者が採用しています。

しかし、ピンが地面にむき出しになるため見栄えが悪く、転倒やケガのリスクもあるため注意が必要です。

2. ターポリンシート+専用接着剤で固定する方法

こちらは、継ぎ目部分にターポリンシート(ジョイントシート)を敷き、専用の接着剤(ボンド)でしっかりと固定する方法です。

芝同士が自然になじむことで継ぎ目が目立ちにくく、耐久性にも優れているため、見た目や長期的な安心感を重視する方にはおすすめです。

もちろん、コストを抑えるためにU字ピンを選ぶ判断も間違いではありません。

ただし、U字ピンしか提案しない業者には注意が必要です。

そうした業者は、施工経験が浅かったり、片手間で人工芝工事を請け負っているケースも少なくありません。

人工芝の施工は決して安い買い物ではないからこそ、複数の施工方法や材料の選択肢を提示してくれる業者の方が信頼できます。

11、静電気が発生しないと約束する業者

「静電気が一切発生しません」と謳っている業者には注意が必要です。

人工芝は、一般的にポリエチレンやポリプロピレンなどの”プラスチック素材”でつくられており、摩擦や乾燥した環境ではどうしても静電気が発生します。

多くのメーカーで静電気の発生を抑えるための技術開発や素材改良に取り組んでいますが、静電気をゼロにすることは現状の技術では非常に困難です。

そのため、「静電気が一切発生しない」と断言する業者には慎重な判断が必要。

メーカーの受け売りをそのまま伝えている営業マンか施工件数が少ない会社である可能性があります。

12、製品保証書がない業者

人工芝の製品保証書(紙またはPDF)がない業者には注意が必要です。

保証書が発行されない場合、その人工芝がメーカーの正式な保証対象ではない製品である可能性があります。

つまり、耐用年数が短い粗悪品や、並行輸入品、非正規ルートの商品であるリスクがあるということです。

人工芝も電化製品と同じく、長期間使用するものだからこそ保証の有無は重要となります。

契約前に「保証書は発行されますか?」と確認しましょう。

13、人工芝施工技能士資格は判断材料にならない

一部の業者がアピールする「人工芝施工技能士資格」は、必ずしも良い業者を見極める判断材料にはなりません。

なぜなら、この資格は民間団体が独自に定めたものであり、国家資格や公的な認定制度ではないからです。

そのため、「資格を持っている=高い技術力や豊富な経験がある」とは必ずしも言えません。

中にはこの資格を「信頼できる根拠」であるかのように過剰にアピールし、あたかも公的な資格かのように誤認させようとする業者も存在します。

資格の有無だけに惑わされず、実際の施工実績や対応の丁寧さなどもあわせてチェックすることが大切です。

14、FIFA認定工場製造は判断材料にならない

人工芝の中には「FIFA認定工場で製造」といった謳い文句が使われていますが、これは品質の良し悪しを判断する材料にはなりません。

大前提としてFIFA認定の人工芝はサッカーなどスポーツ用途に対するものであり、ガーデニングや景観用途には求められていません。

また、FIFA認定は特定の製品に対してではなく、一定の品質管理体制を満たした工場に対して与えられる認証です。

つまり、「FIFA認定工場で作られた=その工場で作られた製品すべてが高品質」というわけではありません。

販売業者の中には「FIFA認定」と聞くと響きが良いためにそれを強調するケースがあります。

しかし、なぜそれが品質の裏付けになるのかを質問しても具体的な説明が返ってこないことも多いので注意しましょう。

15、施工実績や事例があるか確認

弊社施工「さくらステージ渋谷

人工芝の業者選定で「過去の施工実績や事例写真があるか」は非常に重要なチェックポイントの一つです。

施工技術のレベルや仕上がりの丁寧さを判断する材料になるため、必ず確認するようにしましょう。

ただし、鵜呑みは禁物です。

なぜなら、フランチャイズや代理店形式を採用している業者の場合、実際には他社(本部や別の加盟店)の施工事例を自社の実績として見せているケースがあるからです。

つまり、自社で施工した実例ではないケースが少なくありません。

写真や実績の数だけでなく、中身の信ぴょう性や説明の丁寧さにも注目して選ぶことが大切になります。

弊社の人工芝の施工実績・事例はこちらで紹介

人工芝の施工業者選びでよくある5つの失敗例

人工芝の施工業者選びのよくある失敗例をご紹介していきます。

1、安さ重視で選んだら人工芝がすぐに劣化した

人工芝を安さ重視で選んだら「施工からわずか数ヶ月で劣化した」といったトラブルは少なくありません。

主な原因は、次のとおりです。

UV耐性(紫外線対策)がない 安価な人工芝は日光に弱く、特に南向きや屋上など日当たりの良い場所では特に劣化が早く進行します。数ヶ月で色あせ・変色し、見た目が悪くなるケースもあります。
糸が細く、密度が粗い 密度が低い人工芝は人工芝の隙間から下地が見えてリアルさに欠けます。また、早い段階でへたってしまうのもデメリットです。
裏面の基布(バッキング)が弱い 裏面の基布は、芝糸を固定する重要な役割があります。この接着が弱いと芝糸が抜けやすく、繰り返し踏まれることで破れたり剥がれたりします。

対処法

  • 価格だけでなく、商品のスペックを比較する
  • 相場より極端に安い業者は避ける
  • 保証期間のある商品・施工を選択する

2、排水処理が甘くて水たまりや水が引かない

排水処理が甘くて「雨が降るとなかなか水が引かない」といった施工不良も非常によくあります。

主な原因は、次のとおりです。

砕石の厚みが足りない 本来は、地面を整地して砕石等を30〜50mm以上の厚さで敷き詰めて排水層を作る必要があります。施工業者によっては砕石の層が極端に薄かったり、この工程自体を省略しているケースもあります。
転圧(地固め)が不十分 整地や砕石等を敷いたあとは、転圧機などでしっかりと締め固める必要があります。これが甘いと地面が凸凹になって低い部分に水がたまり続けます。
防草シートが排水を妨げている 雑草対策で使われる防草シートですが、水を通しにくく排水性が悪くなります。弊社ではアンダーパッドを推奨しています。

対処法

信頼できる業者は、現地調査の段階で「勾配の確認」や「排水経路の確保」について具体的に説明してくれます。

「その場所は水はけが良いかどうか」「どんな下地を使うべきか」など、質問に対して具体的な回答があるかを確認しましょう。

3、施工が雑で継ぎ目が目立ち、不自然な仕上がりになった

人工芝の継ぎ目(ジョイント)が雑だと不自然でチープな印象の仕上がりになってしまいます。

主な原因は、次のとおりです。

芝の向きがそろっていない 人工芝の芝の向きがバラバラの場合は、光の反射で色味や質感が違って見えたり、倒れ方が不ぞろいで継ぎ目が”線”として浮き出てしまいます。
継ぎ目の隙間が空いている 雑なカットや測量ミスにより、人工芝の間にすき間ができた場合は、下地が見えて線のような継ぎ目が浮き上がります。
正しく固定されていない 人工芝の継ぎ目を固定する場合は、基本的にジョイントテープや専用の接着剤を使用します。しかし、接着剤の量に過不足があったり、ムラのある塗布をすると時間の経過とともにズレや剥がれが発生します。

対処法

事前の打ち合わせや見積もりで「継ぎ目はどのように処理しますか?」と質問してください。

信頼できる施工業者は「芝の向きをそろえます」「ジョイントテープや接着剤で固定して段差がでないように調整します」など、明確な説明が返ってきます。

4、施工後のトラブルに対応してもらえなかった

人工芝の施工直後は綺麗に見えていても数週間〜数カ月後に不具合が発生することは珍しくありません。

しかし、施工業者によっては「施工したら終わり」という姿勢でアフター対応をしてくれないケースもあります。

よくある施工後のトラブル例は、次のとおりです。

  • 人工芝がめくれてきた・浮いてきた
  • 継ぎ目が開いて地面が見えるようになった
  • 排水が悪く、水たまりやぬめりが発生した
  • 芝が抜けやすく、ブラッシングしただけで大量に抜ける
  • 人工芝から雑草が突き抜けてきた

対処法

施工後にトラブルが発生した場合に備え、どの範囲まで無償で対応してもらえるかを明確にしておきましょう。

例えば、「施工後に芝がめくれた場合はどうなりますか?」「排水が悪かったら対応してもらえますか?」といった質問を投げ、対応の誠実さ・明確さを確認します。

まとめ

今回は、人工芝の施工業者選びに失敗しない15のポイントをまとめました。

人工芝は一般的に8〜12年という長期間にわたって使い続けることができるため、最初の施工のクオリティが非常に重要です。

仕上がりの見た目や排水性、安全性に直結するからこそ「安さ」や「スピード」だけで業者を選んでしまうのは大きなリスクになります。

また、施工後のトラブル対応や保証の有無、過去の実績なども含めて、信頼できる業者かどうかを総合的に見極めることが大切です。

本記事で紹介したポイントをもとに、複数社から相見積もりを取り、施工内容や価格、対応の丁寧さを比較検討することで、納得のいく人工芝施工を実現できるはずです。

長く快適に使える人工芝ライフのために、ぜひ業者選びは慎重に行いましょう。

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