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2025.06.19

人工芝はペット(犬・猫)におすすめ!メリットとデメリット

「人工芝を庭やベランダ、室内に敷いてペットを遊ばせたい」

そんな方は多いのではないでしょうか?

人工芝と言えば、芝刈りや水やり、施肥といった手間が不要で手入れが簡単。

雑草の発生や芝の枯れなどがなく、1年中美しい緑を楽しめます。

そんな人工芝ですが、ペット用としてもおすすめです。

この記事では、人工芝をワンちゃんや猫ちゃんなどのペットにおすすめする理由・選び方を解説していきます。

人工芝は動物たちに優しいさまざまな特徴があることからドッグランや犬カフェ、猫カフェでも導入されています。

ペット用に人工芝を敷くメリット

庭やベランダ、室内などに愛犬や愛猫のために人工芝を敷くメリットは、次の通りです。

雨や雪のあとも泥で汚れる心配がない

人工芝は、雨や雪が降ったあとも泥ができにくいです。

天然芝や土は、雨の後にぬかるみができやすく、ワンちゃんが遊んだあとは泥だらけになります。

人工芝であれば、ワンちゃんの足やお腹が直接土に触れなくなり、身体が汚れにくいです。

ワンちゃんを外で遊ばせたあとに付いてしまう足やお腹の汚れを落とす手間を軽減できるので飼い主にとっても大きなメリットがあります。

ノミやダニ、虫が寄り付きにくい

人工芝は、ノミやダニ、虫がすみつきにくい素材です。

天然芝や雑草、枯葉のある場所は、虫にとって良いすみかとなります。

特に湿気が多く、落ち葉がたまりやすい場所ではノミやダニも発生しやすいです。

万が一、ワンちゃんの皮膚に付着すれば、かゆみやアレルギー性皮膚炎などにもつながります。

人工芝は、プラスチックでつくられており、虫がエサとするような有機物がありません。

また、天然芝と比べるとワンちゃんの毛やフケが絡まりにくく、糞尿も比較的簡単に取り除くことができます。

一年中、美しい緑をキープできる

人工芝は、実用面以外にも”見た目”のメリットも大きいです。

最近の人工芝は、色合いや芝丈のバリエーションが豊富で天然芝と見分けがつかないほど自然な風合いを再現しています。

それだけでなく、天然芝と比べて管理の手間がほとんどかかりません。

天然芝は管理が不十分だと「枯れる」「ムラ・剥げが出る」「隙間から雑草が生える」といった問題がすぐに発生します。

人工芝は、手間暇をあまりかけずに年間を通して美しい緑をキープできます。

室内飼いのペットにも遊び場・リラックススペースとしておすすめ

小型犬や猫など室内飼いのペットにとっても人工芝はおすすめです。

人工芝を室内に敷くと部屋の雰囲気がナチュラルになり、まるでミニガーデンのような癒やしのある空間にできます。

また、愛犬や愛猫にとっても肌触りの良い人工芝で自然を感じながらくつろいでリラックスできることでしょう。

ペット用に人工芝を敷くときのデメリット

ペット用に人工芝を敷くデメリットは、次の通りです。

夏は熱くなる

人工芝は、夏の直射日光により60〜70℃の高温になるケースがあります。

これは、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などのプラスチックでつくられており、太陽光を吸収しやすいからです。

人と同じく、ワンちゃんの肉球にも大きな負担になり得ます。

紫外線の吸収を抑制する人工芝を選ぶことで高温になるのを防げます。

また、使用前にホースで水をまいたり、タープやサンシェードなどで日陰をつくることで表面温度の上昇を抑えることも可能です。

静電気が発生しやすい

人工芝は商品や設置環境によっては、静電気が発生しやすいケースがあります。

これは、人工芝がプラスチックの素材でつくられており、ワンちゃんや猫ちゃんの毛とこすれることで静電気が発生しやすいからです。

人間と同じく「パチっ」とした軽い静電気であっても驚きやストレスの原因となり、臆病な子は人工芝を避けてしまうケースもあります。

人工芝の静電気発生を抑えるには、「静電気防止機能」や「帯電防止処理済み」と記載されている商品を選びます。

次は、静電気の発生のしやすさを示す、帯電防止性能の評価です。

U値 静電性の評価 参考
5.2以上 極めて高い帯電防止性能あり
3.2~5.2未満 比較的高い帯電防止性能あり
1.2~3.2未満 帯電防止性能をもつ
1.2未満 帯電防止性能があるとは言えない

U値が高ければ高いほど静電気が発生しにくい評価です。

ペットのおしっこの臭いが染み込む

人工芝の種類・施工方法によっては、ワンちゃんのおしっこの臭いが染み込んで取れないケースがあります。

おしっこが染み込めばアンモニア臭の原因となるだけでなく、雑菌が繁殖して不衛生です。

特に犬は人間の数千倍も嗅覚が鋭く、臭いが立ち込める人工芝で遊ばなくなってしまうこともあります。

人工芝の臭い問題は、商品選びと施工方法で解決できます。

具体的には、

  • コーティング材
  • 排水性

を重視して商品を選びましょう。

さらに人工芝を施工するときも勾配や下地づくり、アンダーパットを活用して水はけの良い状態にすることが重要です。

関連記事:ペット向け人工芝の後悔しない選び方!NG施工例も解説

誤飲の危険性がある

人工芝の耐久性が低いと誤飲の危険性があります。

好奇心旺盛で噛み癖のある愛犬・愛猫の中には、人工芝をおもちゃの草のように感じて芝を噛みちぎってしまうケースも。

誤って飲み込んでしまうと消化不良や嘔吐・下痢、腸閉塞などの症状につながる可能性もあります。

人工芝の誤飲を防ぐためには、耐久性の高い商品を選びましょう。

特に芝の繊維の抜けにくさを示す”引き抜き強度”は、重要な指数と言えます。

ペット用に利用するのであれば、引き抜き強度30N(ニュートン)以上が理想です。

※「N(ニュートン)」は力の強さを示す単位で、30Nは芝を引き抜くのに約3kgの力が必要となります。

安価な人工芝の中には、ガーデニングにも適していない15N未満の商品もあるので注意しなければなりません。

ペット用の人工芝に関するよくある質問(Q&A)

ここからは、ペット用の人工芝に関するよくある質問をまとめていきます。

Q. 人工芝の掃除やお手入れは大変ですか?

天然芝よりも断然ラクです。

抜け毛は掃除機やコロコロで簡単に取れ、汚れは水や中性洗剤で流すだけ。

抗菌・防臭タイプを選べば、トイレ周りの衛生管理もしやすくなります。

Q、どのくらいの期間使えますか?

一般的に8~12年が目安です。

ただし、ドッグランなど毎日使用する場合は、張り替えのタイミングが早まる可能性があります。

弊社がペット用におすすめする商品「イージーグラス」では、8年間の保証が付いています。

ペット用の人工芝はプロの施工がおすすめ

ペット用の人工芝を敷くならプロの施工がおすすめです。

ご自身でホームセンターなどで必要なものを購入してDIYでも敷くこともできます。

しかし、家族の一員であるペットの健康・安全・快適さを重視するなら”敷くだけ”では不十分です。

ペット向けの人工芝・施工でない場合は、ワンちゃんがU字ピンを抜いてしまったり、おしっこが流れなくなります。

長持ちする人工芝の選定

人工芝は、非常に多くの種類があることから自分で選定するのも一苦労です。

プロの施工業者であれば、高密度・高耐久・高排水・抗菌・防臭などの人工芝を適切に選定してくれます。

排水性の高い下地処理

ペットが人工芝の上で排泄することを想定すると排水性は非常に重要です。

おしっこが溜まりにくい排水性を実現できれば、悪臭の発生リスクを大幅に低減できます。

プロの施工業者であれば、庭の形状に応じた勾配(傾き)や砕石などによる地盤づくりで水はけの良い下地処理を施してもらえます。

ペットが安全に遊べる仕上がり

人工芝がズレたりめくれたりするとペットがつまずいて怪我をするリスクがあります。

プロの施工業者であれば、専用の接着剤やピンで人工芝をしっかりと固定して、爪の引っ掛かりや浮きやズレが発生しない仕上がりになります。

その他、人工芝同士の継ぎ目も目立たず、見た目が美しくて自然。

ワンちゃんや猫ちゃんだけでなく、飼い主にとっても快適な空間を長期間にわたって楽しめます。

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